iPhoneでフリッカーが発生している気がしたので検証してみました。
iPhoneに限らず有機ELのディスプレイパネルは大体そうだと思ってますが、
自分の勘違いではないか調べるために検証することに。
※フリッカーフリーの製品が既にあったらすみません。
ちなみにiPhone13Proを購入したのでそちらで検証しています。
フリッカーとは?
ディスプレイがちらつくことをフリッカーと言ったりしますが、ディスプレイが何でちらつくのって思うかもしれません。
iPhoneの液晶はOFF(真っ暗)かON(明るさ最大)でしか光らない
有機ELは明るさの調整ができず、実はOFF(真っ暗)かON(明るさ最大)の2択でしか光らせることはできません。
なので何の工夫もしないと、白黒と赤青緑のみしかディスプレイに表示できず写真等、まともに表示できません。
そこで、色んな色を表示するために、点滅させることで中間の明るさにする方法が用いられています。
例えると
真夏にエアコンが壊れていて、15℃の冷房しかできない状態で適温で過ごそうと思った時を想像するとイメージ湧くかもしれません。
その場合、エアコンつけると15℃で寒いし、つけないと真夏なので30℃超えてしまうので
エアコンをつけたり消したりして間の25℃くらいを維持して適温を作るかと思います。
それと似たようなイメージでディスプレイも中間の明るさを作る場合につけたり消したりを繰り返しています。
※あくまでイメージです
ただ、点滅させれば中間の明るさになるといいましたが、点滅の間隔がおそいと普通に点滅しているように見えるため、人間が認識できない速さで点滅させています。
これがフリッカーの原因になっています。
検証方法
どのように調べるかに関してですが、方法は簡単です。
ディスプレイの明るさを下げてiPhoneを振り続け、それをカメラで撮影しました。
※明るさが暗くなると、必然的に暗い状態(OFF)が長くなるため分かりやすくなる為です。
明るさが最低の時と最大の時、両方撮影して比較します。
通常ものを素早く動かすと
残像が上の画像のようにつながって見えると思います。
フリッカーで点滅していると光ったり暗くなったりを繰り返すので
以下のように見えます。
iPhoen明るさ0の場合
明るさを最低に設定しました。
必死でiPhoneを振りながら撮影!
上記のようにわかりやすそうな部分のみ切り出しましたが、文字が複数重なって見えます。
iPhone明るさ最大の場合
次は明るさを最大に設定
振りながら撮影した結果がこちら
明るさが0の時よりは滑らかになっていますが、若干文字やWatchのマークが重なったように見えます。
結果として、明るさを最大にすると改善する傾向はありますが、完全になくなるわけではありません。
iPad Pro 11インチ(第3世代) 明るさ0の場合
ついでに、iPad Proも持っているのでそちらも試しました。
iPad Pro 11インチ(第3世代) はディスプレイが有機ELでなく液晶なので
「仕様上、フリッカーが目立たないはず!」と思い検証しました。
まずは明るさを最低に変更
ちょっとわかりづらいですが、明るさ最低でもiPhoneの時と違い割と光の筋が一直線になっています。
※撮影テクニックが足りてなくて申し訳ないです。。
まとめ
有機ELのディスプレイだと明るさが暗くなるとフリッカーが目立つのかと思います。
iPhoneでは11Proで気が付きましたが、基本的には「Super Retina XDRディスプレイ」のものは有機ELなので同様になるのではないかと思います。
※ただし、全ての製品を試したわけではないので必ずしもそうとは限りません。
振りながら使用しない限りはあまり気にならないのでそこまで気にしなくてもいいとは思います。
普通に使っている分にはiPhone13Proのディスプレイは黒がくっきりしていて、かなり綺麗なので個人的にこれを理由に使わないのもちょっともったいない気はします。
解決策とは言い難いですが、明るさを上げることで目立たなくなるので
気になる人は、設定からホワイトポイントを下げると組み合わせて緩和するのが良いと思います。
※本来はちゃんと検証するには振るときの速さや、カメラの設定等条件を厳密に設定して実施する必要があると思いますが、明るさが低いときはかなりはっきりと違いが出ることを伝えたかったのとなかなか環境を用意するのが難しいので今回のような形で検証してます。
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